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代表的な転職方法の一つであるハローワークの特徴と上手な利用方法をご紹介します。

 

他の記事(転職方法を徹底比較!求人業界での経験を元に独自の視点で見るそれぞれの特徴をご紹介します)で紹介した転職方法の一つ、ハローワークについてさらに詳しくご紹介します。

ハローワークで職業検索をしたことがある人は多いかと思いますが、ハローワークに出ている求人がどのような求人か考えたことはありますか。また、ハローワークに求人を出している会社がどのような会社か考えたことはありますか。

この記事ではハローワークに出ている求人や求人を出している会社の特徴について考えて、それを踏まえた上での上手な利用方法をご紹介します。

ぜひ最後までご覧になって今後の転職活動にお役立てください。

 

ハローワークとは?

ハローワークってどんな所か知っていますか?厚生労働省のホームページには以下のように紹介されています。

ハローワークとは…

民間の職業紹介事業等では就職へ結びつけることが難しい就職困難者を中心に支援する最後のセーフティネットとしての役割を担っています。また、地域の総合的雇用サービス機関として、職業紹介、雇用保険、雇用対策などの業務を一体的に実施しています。

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/hellowork.html

(参照元:厚生労働省HP)

厚生労働省のホームページの説明では、「民間の職業紹介事業等では就職へ結びつけることが難しい就職困難者を中心に」とあり、あくまで補助的なニュアンスを感じさせられます。一般的なイメージとしても利用者の年齢層が高そうであったり、何となく勢いのない会社が求人を出しているような印象を持っている人が多いようです。

そんな従来のイメージを払拭すべく、2015年から写真の掲載もできるようになり、応募先の企業の雰囲気を感じることができるなど自分に合った企業を見つけやすい環境を整える動きはあるものの、写真を見るにはそれぞれの求人をクリックするなど手順が必要で、検索結果の一覧では未だ基本情報の羅列となっています。社風や社員の雰囲気が入社する上で重要な要素となっている昨今の求職者の需要を満たすには、まだまだ至っていないのではないでしょうか。

そんなハローワークの特徴を求人を出す会社目線で考えて、以下3つの特徴にまとめました。

 

特徴1. ハローワークの最大の特徴は掲載&採用が無料であること

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ハローワークの最大の特徴は求人票の掲載が無料でできることです。その他のあらゆる求人方法では、求人募集を行うと何らかの形でお金がかかりますが、国が運営しているハローワークでは求人票の掲載から採用までお金がかかりません。そうなると求人募集をするかどうか迷っているような企業も「まあ、とりあえず載せとこう」ができるのです。どれだけ掲載してもお金がかからないので企業にとってはとてもありがたいですね。

求職者側の皆さん側からのメリットとしては、掲載が無料のおかげもあり求人の掲載数が非常に多いことです。掲載数が多いことは選択肢が増えるという意味でとても大きなメリットになります。現在約240万件の求人が掲載されています。

一方、掲載が無料であることのデメリットは、そこまで切迫して人材不足に困ってない求人が多いことです。実際にハローワークの求人を見てみると、何ヶ月も掲載し続けて全然採用していない求人が多数あります。これらの求人は、実際は募集していないにも関わらず、融資や助成金目的で出す場合もあるようです。このケースでは、よっぽど採用条件にガッチリはまる人や悪条件でも働いてくれる人からの応募があれば採用したいと考えているので、必然的に採用ハードルが高くなるか、そもそも採用する気がないこともあるようです。

 

特徴2. 求人票がシンプルなので求職者にアピールしづらい

求人票は基本的な情報に限って載せることができ、一般的な求人媒体と違ってキャッチコピーを設定することができません。上で紹介したように写真の掲載が始まっていますが検索結果の一覧画面では表示されず、会社の雰囲気や社風をアピールするには向いていません。

検索結果の掲載順はシンプルに最新順となっており、掲載を続けていればどんどん後ろに追いやられてしまい閲覧数は期待できなくなります。つまり急いだ採用には向いておらず、やはりとりあえず載せておく程度が丁度いいようです。

 

特徴3. 基本的にどんな企業であれ掲載を断ることはない

また、ハローワークは国が運営しているため、特定の業種の企業の掲載を断るなど掲載できる企業を制限することが基本的にできません。あまり知られてはいないかもしれませんが、民間企業が運営する求人広告媒体には掲載可否の審査があり、業務形態によっては掲載できない場合もあります。

一方ハローワークでは過去に犯罪暦があるような場合に限って掲載を断ることはあるようです。実際にハローワークの職員に聞いた話ですが、企業の内状がやばすぎて応募しようとしても職員が止めるような求人も存在しているようです。対応してくれる職員さん次第では止めてくれルようですが、止めてもらえなかった場合は怖いですね。

 

それでは以上3点の特徴からハローワークの上手な利用方法を考えてきましょう。

利用方法1. 自分の経歴やスキルにマッチした求人から選ぶ

そもそも中途採用は即戦力であることを期待されていることが多いですが、最近の中途採用市場では即戦力採用は非常に難しくなってきています。なぜなら社会全体が人材不足に陥ってるので即戦力になるような貴重な人材は引く手数多で採用が困難なのです。またそういった貴重な人材は高待遇な求人が多い転職エージェントに集中します。その結果求人媒体などでは即戦力になるような実績や経歴だけでなく、潜在的な能力にも目が向けられるようになっており、即戦力以外のポテンシャル採用も多く見られます。したがって最近では中途から全く違う職種へのキャリアチェンジなど普通に行えます。自分の経歴に固執しなければいけないイメージは過去のものになりつつあります。

一方でハローワークでは元々利用者の平均年齢が比較的高く、採用する人事もそのイメージを持ってるため経験豊富な人材を採用ターゲットにしている企業がいまだに多くあります。

そんなハローワークを上手に活用するためにはやはり、自分の経歴やスキルにマッチした求人に絞って探すべきです。求人の質がよくないものがあることは先ほどハローワークの特徴でご説明しましたが、もちろんいい求人が無いわけではありません。自分の経験が活かせる会社に絞って検索し、その中から条件のいいものを探しましょう。古くからある転職のイメージそのままの転職活動ということです。

利用方法2. 掘り出し物の優良求人を探す

質が悪い求人も多いですが、一方で掘り出し物の優良求人の確かにあります。大手企業の求人などはあまり見たことがありませんが、中小企業やベンチャー企業などで採用にお金をかけたくない場合にハローワークを利用することはあります。その中から社風や雰囲気の良い会社をハローワークの求人票の情報量で探すのは簡単ではありませんが、それだけライバルが少ないとも考えられます。そういった優良求人を狙って転職活動を行うのも悪くないかもしれません。

その他. 職業訓練などの制度を利用する

ハローワークでは一般的な求人情報の他に求職者を支援する制度があります。職業訓練では無料で就職に有利なスキルを身につけられるものや、雇用保険の受給資格がない転職者が毎月10万円前後もらいながらスキルを身につけられるものなどあります。転職時にキャリアチェンジしたい場合など活用の余地は十分にあります。詳しくはそれぞれお近くのハローワークのホームページで確認してみてください。

(全国労働局のホームページはこちらから探せます)

まとめ

ハローワークは掲載数が多く選択肢が豊富ですが、あらゆる企業が掲載しているためブラック企業も多数あり、慎重に見極める必要があります。また即戦力採用の傾向にあるので自分の経歴に合った求人に絞りましょう。これらのことを十分理解した上で優良求人を探すのに活用するのはありかもしれません。また、転職に有利なスキルを身につけられる職業訓練を利用してみてもいいかもしれません。

 

 

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