リクナビネクストを始め、求人サイト・求人媒体に掲載されている企業はブラック企業ばかりだという声も少なくありません。そのような内容の記事もたくさんあります。
しかし、リクナビネクストで紹介されている企業の全てがブラック企業というわけではありません。
この記事では求人業界出身ならではの視点で、リクナビネクストでホワイト企業を見つける方法を解説します。
1 リクナビネクストにはなぜブラック企業が多いのか

まずはリクナビネクストにはなぜブラック企業が多いのかを解説します。
興味がない方は読み飛ばしてください。
リクナビネクストにブラック企業が多い理由には、求人サイトの料金システム・掲載システムが大きく関わっています。
①求人サイトは掲載している期間分お金がかかる
求人サイトは掲載している期間に対してお金が発生します。つまり、掲載期間中(2週間〜4週間が一般的)にどうしても採用したい企業が掲載します。
「ん?ってことは採用されやすそうだからいいのでは?」と思った人は危ないです。
企業側の立場で考えてみて下さい。
人が足らなくなって急いで求人を行なうのは、ほとんどの場合人が辞めたときです。
そして、人が一人辞めたら仕事が回らなくなるほどカツカツの状態で社員が働いているということです。
労働環境が悪そうな気がしませんか?
②ホワイト企業は求人情報を「公開」したがらない
求人サイトは求人情報を「公開」しています。
しかし、ホワイト企業が求人情報を「公開」するとデメリットが大きいので、ホワイト企業は求人情報を「公開」することを好みません。
そのデメリットとは、優良企業が「公開」すると応募が殺到し、事務コストが甚大になります。
また、ライバル企業に社内情報の一端を漏らすことになり、経営リスクにも繋がります。
したがって、そもそもホワイト企業は「公開」型の求人サイトには掲載せず、「非公開」型の転職エージェントを利用します。
したがって求人サイト=ブラック企業の図式が成り立ってしますのです。
2 リクナビネクストでホワイト企業を見つける方法とは
ここまで求人サイトの悪い面ばかり書いてきましたが、求人サイトにも良い点もありますし、もちろん100%ブラック企業というわけではありません。
求人サイトの良い点は「レスポンスの速さ」と「採用されやすさ」の2点です。
したがって早く就職したい人にはとても向いてるので、利用価値は十分あります。
それではリクナビネクストを初め、求人サイトでホワイト企業を見つける方法を解説していきます。
その方法とは…
「検索結果を後ろから見る」
です!!
「え?そんなこと?」と思われるかもしれませんが、ここには大きなポイントが隠れています。
求人サイトに企業が掲載するときに決めることがあります。
それは「記事の大きさ」です。大きいほど値段も高くなります。
そして、この「記事の大きさ」によって掲載順位が決まります。つまり、記事の大きさが大きいほど掲載順位が高くなります。
みなさん求人サイトで検索し、条件で絞り込んだとき、掲載順位が高い方から見ますよね?
ほぼ100%全員そうだと思います。実際掲載順位が高い求人の方が圧倒的にPV数が高いです。
そして当然、企業側もこのことを理解しています。
したがって、求人サイトに掲載するのに慣れていて、求人に多大なお金を使い、常に人手不足な企業ほど掲載順位が高くなる傾向にあります。
そんな企業絶対にやばいに決まってますよね。
そこで、それを逆手にとって後ろから見ていくことで、可能な限りブラック企業を避けて求人を探すことができるというわけです。
少し極端な方法かもしれませんが、先頭ページに手を出すよりは確実にブラック企業を避けることができます。
ぜひ参考にホワイト企業を探してみてください。
3 転職エージェントを利用できるなら利用するべき
上記を踏まえ、やはり転職エージェントがおすすめになってしまいます。
その理由は、単純に優良企業が多いからです。
求人が「非公開」であることや、採用が急ぎじゃない求人が中心のため増員募集が多いことから、転職エージェントは優良企業が多くなります。
ただし、転職エージェントは基本即戦力用であり、事務所が無い都道府県も多いため気軽さに欠けるのが難点です。
したがって、転職エージェントに登録し利用できるか一度調べ、利用が難しければその他の方法で転職を行うというのがベストな方法だと思います。
ということで、ぜひ一度転職エージェントを検討することをおすすめします。
以下の大手4社に登録することから、まず始めてみてください。

マイナビエージェント

【リクルートエージェント】

パソナキャリア(公式サイト)

4 まとめ
いかがでしょうか。求人サイトの特徴を知ることで、そのメリットやデメリットが見えてきたのではないでしょうか。
転職エージェントにも言えることですが、使い方や使い所によって利用価値を高めることができます。
少しでも今後の求職活動の参考になれば幸いです。

