「転職エージェント(人材紹介)って何?」と聞かれて説明できますか?その仕組みや特徴など意外と知らない人が多いようです。
ハローワークや求人媒体と同じようにメジャーな転職方法であるにも関わらず、聞いたことはあるけどいまいち馴染みが無いとうい方も多いのではないでしょうか。
人材派遣と字面は似てますが中身は全く別物です。
人材紹介を使って上手に転職するためにもまずは人材紹介そのものについて理解しましょう。
1.人材紹介を知らない人はなぜ多いのか
それではなぜ、人材紹介をよく知らない人が多いのでしょうか。代表的な他の2つの転職方法と比較しながら見てみましょう。
1-1.みんな知ってる「ハローワーク」
ハローワークは雇用保険の手続きの関係などから転職時に行く必要がある場合が多いので、転職者のほとんどには訪問する機会があります。また、国の機関ということもあり知らない人はいないでしょう。世代によっては、転職=ハローワークくらいに思っている人もいるかもしれません。(ハローワークインターネットサービス)
1-2.認知度が命の「求人媒体」
リクルート | マイナビ | インテリジェンス | |
新卒 | リクナビ | マイナビ | TOBIRA |
中途 | リクナビネクスト | マイナビ転職 | DODA |
アルバイト | タウンワーク | マイナビバイト | an |
求人媒体というのは上表のサイトのように求人票の一覧を掲載し応募を集める求人方法です。
これらのサイトはどれも見たことがあるものばかりではないでしょうか。
それはなぜだかわかりますか?
その理由は単純で、広告宣伝に非常に力を入れているからです。
テレビCMや交通広告で一度は目にしたことがあるはずです。
ではなぜここまで宣伝広告をする必要があるのでしょうか。
それは、求人媒体はたくさんの応募を集めて、その中から面接を通して欲しい人材を採用するため、いかに多くの人に見てもらうかが最重要であり、認知度を高めることが必須だからです。
1-3.「人材紹介」はあんまりCMをしていない
実際に転職中や転職したことがある友人に人材紹介について聞いても、ほとんどの人が聞いたことはあるけどよくわからない、と言います。
人材紹介は、ハローワークや求人媒体と並ぶ代表的な転職方法であるにも関わらず、認知度がいまいち低いようです。
その理由はさきほどの求人媒体と逆で、宣伝広告にそこまで力を入れてないからです。
ではなぜ宣伝に力を入れなくていいのでしょうか。
これには人材紹介の仕組みが大きく影響しているのですが、
人材紹介はエージェントが企業と求職者のマッチングを図るので、求職者をたくさん集めることよりも求職者と企業のニーズを上手く満たす組み合わせを作ることが重要なんですね。
もちろん人材紹介会社の登録者数が多ければそれに越したことはないのですが、求人媒体に比べると母数を集める必要性が小さいということです。
求人媒体やハローワークなどのいわゆる独力で転職活動をする場合、何回も応募や面接を繰り返す中でその会社が自分の求めるような会社なのかを見極めていく必要があります。
また、企業側にとっても1日に何回も面接を繰り返して欲しい能力を持った人かどうかを見極めなければいけません。
しかし人材紹介ではエージェントが間に入ることによって求職者も企業も非常に効率的に転職活動・採用活動をすることが出来ます。
したがって求人媒体ほど認知度を高める必要がないのです。その結果求人媒体に比べて知らない人が多いというわけです。
2. 人材紹介とは
人材紹介とは、人材紹介会社を通して企業に紹介してもらう転職の方法です。
もう少し詳しく説明すると、人材紹介会社に登録を行い、自分の要望や過去の経歴、持っている知識などを元にエージェントから求人案件を紹介してもら方法です。
正式には「有料職業紹介」と言いますが、「人材紹介」や「転職エージェント」という呼び方の方が馴染み深いのではないでしょうか。
え?有料職業紹介?お金がかかるの?
そう思った方もいるかもしれませんが、安心して下さい。求職者の皆さんは無料で求人を紹介してもらえます。では有料職業紹介の有料とは、いったい何のことなんでしょうか。
3. 有料職業紹介(人材紹介)の仕組み
なにが有料なの?
有料職業紹介の有料は、求人募集する企業が有料職業紹介を行っている会社にお金を払い、紹介してもらうという意味での有料です。公共職業安定所(ハローワーク)が無料であるのに対し、人材紹介(有料職業紹介)は有料なのです。
つまりお金が発生するのは人材募集をする企業側なんですね。それを儲けに人材紹介会社は成り立ってるというわけです。
相場は年収の10%〜30%
人材紹介会社の料金システムは成功報酬型です。リクナビネクストやマイナビ転職などの求人媒体の料金システムが掲載ごとにいくらと決まっているのに対し、人材紹介では採用が決定した時にだけ料金が発生します。
一般的に相場は求職者の年収の10%〜30%で、その比率は人材紹介会社や求人案件の内容などによって異なります。例えば年収が300万の人の場合は、大体30〜90万の料金が発生するということです。
求職者と企業の間にエージェントが入る
人材紹介では、エージェントが仲介役となり求職者と企業の間に入ってくれます。これは求人媒体での転職活動と大きく違う点ですね。エージェントから紹介された求人票の中から興味のあるものを選ぶと、エージェントが企業と連絡をとり面接をセッティングしてくれます。
企業の人事担当の人柄や、これまでの応募者にどんなことを質問したかなど事前に情報提供してもらえるのも非常にありがたいです。また、面接に同席してもらえることも多く、とても心強いです。
♣まとめ
人材紹介の知名度がいまいちなのはCMなどで宣伝されていないからです。人材紹介は成功報酬型でエージェントが面倒なことを代行してくれ、企業とのマッチングを計ってくれるため非常に効率的で広告を出す必要が求人媒体ほどありません。
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